私がミニマリスになりたいと思った理由やきっかけについて

こんにちは、みにっとです。

今回は、アパレル店員でマキシマリストだった私がミニマリスト(ミニマリズム)になぜ目覚めたのか?

そのきっかけについてお話ししようと思います。

 

私はミニマリズムという考え方やそれを実践しているミニマリストの人の存在を知ったことで、以前よりずっと精神的にも金銭的にも楽に生活出来るようになりました。

 

この記事を見つけてくれたあなたも、何か今の生活や環境に違和感をおぼえたり、変えたいと感じているんじゃないかな?と思います。

なので少しでも解決の参考になれば嬉しいです。

 

 

みにっと
ちなみに、私の恥ずかしい過去が散りばめられているので、こんな人いるんだ~くらいの感覚で生温かく見て下さると幸いです。

 

 

見栄を捨てて少ない収入でも生活できるようにしたい

無駄な見栄を持っていると、その分持ち物も比例して増えますよね。

そのかわり財布の中身と貯金も比例して減ってしまいます。

そんな負のスパイラルに陥ってしまったことが最初のきっかけでした。

 

アパレル店員だった頃は見栄っ張りなマキシマリストだった

私がミニマリズム、いわゆるミニマリストの存在を知ったのがちょうど2017年頃。

私はその頃、国内でも割と知られているブランドの、アパレル店員として働いていました。

 

価格帯は、Tシャツ1枚で円1~2万くらいと、比較的高額です。

そこにアパレル未経験者として入社。

デザイナーズブランドなんて普段着たこともなく、その存在感に圧倒されました。

 

元々自分に自信がなく、環境やまわりの人に影響をとても受けやすかった私。

いつの間にか、おしゃれの定義が偏っている周りの先輩スタッフや上司・お客様などに感化され、

 

  • 服や小物・化粧品は有名なブランドのアイテムじゃないなんてダサい
  • 食べ物やお菓子さえも有名なものじゃないとみっともない
  • 同じ服を何度も着ていたら「この人お金ないのに無理してブランドものを身に付けてるのかな?」と思われて恥ずかしい。

 

そんな意味のない、見栄っ張りな思考回路に変わっていきました。

 

私の働いていた職場の人たちは、いわゆるブランド至上主義者。

つまり見栄っ張りなわけです。

ユニクロや無印良品を着ているだけで、「そんな安っぽい服なんて着てて恥ずかしくないの?」と鼻で笑っちゃう感じの人たちでした。

さらにお客様もブランドもの好きな人が多く、身につけているものは海外ハイブランドものという感じです。

 

そんな環境で毎日働いていたので、ファストファッション=ダメという、意味不明な構図が頭の中に出来上がっていました。

 

それからは今まで着ていたファストファッションの服やバッグ・化粧品などには見向きもせず、国内デザイナーズものや海外ハイブランドもの、デパコスばかり買い集める様になりました。

 

みにっと
当時の私は、自分の嫌な部分やみっともない部分を見ないようにして他人の意見や目を気にしてばかりでした。

 

 

見栄っ張りすぎてお金がない!

元々負けず嫌いな部分もあって、1度ハイブランドものを持つようになってからというもの、とにかく他の人と自分を比べるようになってしまいました。

 

「ハイブランドもの・デザイナーズブランドもの=おしゃれ」

 

と思い込んでいた当時の私は、お店のスタッフやお客様の持っているものや使っているものが気になって仕方なく、自分の方が負けていると思うのがイヤだと思う状態に。

買ったばかりのアイテムがあるのにほとんど使わずにまた新しいものを買い、それを周りにそれとなく自慢することなんてしょっちゅうでした。

ネットの広告によくあるマンガの登場人物的なやつですね。

 

さらに悲しいことに、私には変にコレクター気質があって

  • アイテムは同じ色で揃えたい
  • 小物の金具はシルバーじゃないとイヤ
  • ○○と○○は同じブランドもので統一したい
  • バッグや財布などは革製品以外はイヤ

などなど、細かい部分に並々ならぬこだわりを持っています。

ちなみにこのこだわりに関しては、今も変わってない部分はあります(笑)

 

まあそんなことばかりしているので、当然お金がめちゃくちゃかかります。

見栄っ張りのピーク時には収入=支出の状態に。

 

これじゃあ買い物するために働いているようなもの。

幸い?にもリボ払いやキャッシングなどは一切しなかったことと、家族がお金に関して厳しく、自分の生活は自分のお金で何とかするという風に教えられてきたのが救いですかね。

 

なので実家暮らしにもかかわらず、お昼ご飯はガムかおにぎり1つなんてこともしょっちゅうでした。

 

さすがにこれじゃ近いうちに路頭に迷うぞ…

ただでさえ今は時代の流れが目まぐるしく、将来が見えない不安定な状態なのに…

とようやく気づきます。

人と持ち物とかでマウント取り合ってる場合じゃありません。

 

ちょうどその時で、貯金が10万円以下くらいしかありませんでした。

いや、貯金があるだけまだマシと思うべきなのか…?

 

みにっと
もう笑うしかありません!
とにかくまずは、見栄からの浪費癖を何とかしなければとあせり出します。

マキシマリスト、ミニマリズムとミニマリストを知る

そこまでになってようやく節約を意識しますが、買い物ぐせがなかなか直せませんでした。
節約術の本を読んだり、ネットで色々調べて実践してもほとんど無駄。

 

じゃあブランドものを売ればいいのでは?と思うでしょうが、せっかく高いお金を出して買ったのに…とか、周りの人に何て思われるかな?など、変な執着心などもあって手放すこともできなかったのです。

 

そんな八方ふさがりな状態のときに、ふと本屋で出会ったのが
ミニマリストしぶさんの「手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法」
でした。

 

タイトルに興味を持って何となく手に取って読んでみたら、衝撃の嵐です!
この本がきっかけになって、
  • 実際に必要なものはそんなにない
  • 見栄から得られるのは一瞬の優越感だけ
  • こだわりを持って買い物をするのと見栄で買い物をするのとは根本的にちがう
  • 見栄を捨てれば無駄な買い物が減って貯金が増える
  • 周りの目や意見を気にする必要はなく、自分の意見を大切にすればいい
  • ものより経験の方がずっと価値がある

などなど、たくさんの今の私にとって必要な考え方があることを知れました。

 

節約術を学ぶより先に自分と向き合い、自分の本当の価値観を知ること1が番必要だと分かり、やっと負のスパイラルから抜け出す道が見えてきました。

 

それからすぐに、私にとって見栄の象徴だったブランドものを、1度すべて手放すことにしました。

今は、ブランドものを持つことが悪いとか見栄っぱりな人だなとは思っていないのですが、当時の私が持っていたブランドものは見栄、つまり自分の優越感や自信のなさを埋めるために買ったもの。

なのであえてそれらを手放すことで、自分の本当の価値観と向き合おうと考えたんです。

この時が、ずっと自分に自信がなく人の意見にずっと依存していた私が、ちゃんと自分と向き合った最初の瞬間かもしれんません。

 

時間はかかりましたが結果として、職場にユニクロや無印良品などの服を着て出勤し、周りに何かイヤミを言われても、「この人たちと私は違う価値観だから。」と流せるようにまでなりました。

 

みにっと
後、無駄使いも減ってなんとか収入=支出から抜け出せました!

 

 

ものを減らしてストレスなく身軽に生活したい

本来めちゃくちゃ面倒くさがりな私。

炊事・洗濯など時間も手間もかかることなんてめちゃくちゃ嫌いです。

でも生きていく中で、さすがにまったくしないわけにはいかないので、少しでも楽にできるようにしたいと思ったのもきっかけの1つでした。

炊事・洗濯など面倒なことは少しでもなくしたい

ミニマリズムやミニマリストの存在と出会うまでは、ものが家にたくさんあるのは当たり前と思っていました。

  • 洗濯機や冷蔵庫、TVや掃除機などの家電製品
  • 調理方法に合わせた器具
  • シーズンごとの服や小物類
  • 収納用品や消耗品のストック
  • インテリア用品

など、むしろないと困るよねってレベルだと感じていました。

 

でも、これらを持つということ=その分メンテナンス作業が発生したり、掃除の時にかなり邪魔になります。

特に調理器具なんかは、油汚れやこげなどの汚れを取るとか考えただけでげんなり。

心を無にして、遠くを眺めていたくなるくらいです。

しかも私、食べるのは好きだけど料理はあまり好きじゃないんです(汗)

 

とにかく持ち物が多いほど、そのアイテムの掃除や片付けもこまめにしないといけなくなるので、炊事・洗濯が修行みたいにります。

ただでさえ仕事で疲れているわけなので、サクッと終わらせたい!

というか極力したくない。

 

そんな面倒くさがりの私にとって、ミニマリストの人の部屋はまさに理想的でした。

 

みにっと
めっちゃ掃除楽そう!

 

メンテナンスするものが少なければ少ないほど、楽になるし時間もできると気づいてからは、

  • 同じアイテムは数をしぼる(フライパンは1つだけなど)
  • 違うアイテムで代用できないか考える
  • 少ないアイテムで調理できる料理を作る
  • 床にものを置かないようにする
  • 万能洗剤を使って、掃除アイテムを減らす
  • 使っていない家電製品は手放す

など、服やファッションアイテム以外の持ち物も少しずつ減らしていきました。

 

それからは、嫌いな炊事・洗濯などもけっこう楽に。

部屋のインテリアにこだわりたいと思っていた時期もありましたが、1度この楽さを知ってしまったらインテリア<掃除の楽さになってしまいました!

 

ちなみに今はまだ実家暮らしなので、家族の持ち物もにはNOタッチです。

 

 

余計な情報を目にして怒りやストレスを溜めたくない

実は私、かれこれもう10年以上TVを一切見てません。

元々はTV大好きな人でしたが、アパレル店員になる前に働いていた職場が自宅から2時間くらいのところだったのでTVを見ている時間がなかったのがきっかけでした。

 

今では本当にTVを見ない人になれて良かったと思っています。

ちなみに基本的にツイッターやネットニュースも見ないようにしています。

 

なぜなら、私はけっこうな内向型人間。

内向型の特徴の1つとして、「刺激に弱い」というものがあります。

TVやネットニュースなどは内向型人間にはなかなかの刺激に。

 

まだ芸能ニュースを目にするくらいなら平気で、芸能ニュース興味がない以前に、今どんな芸能人がいるのかなんて事もまともに知りません。

なので特に何の感情もわきません。

 

ただ、政治関係や炎上系は本当に視界に入れたくないほど嫌いです。

そのニュースに対する、一方的な偏った意見や感情的でネガティブなコメントを見てしまうと、自分に直接関係ないことなのにこっちまでそのネガティブさが伝染してしまって疲れます。

 

悲しいことにネガティブな感情はポジティブな感情より、8倍くらいの高さで人に伝染するそう。

これじゃあ、わざわざネガティブなダメージを受けるために時間を無駄にしているだけ。

 

今の自分の人生は1回きり。

そんな貴重な人生の時間をそんなことに費やすより、自分にとって心地よいことや身になることに使ったほうがいいです。

 

なのでものだけじゃなく、自分にとって余計な情報も手放していくことを意識してからは、ストレスの度合いはけっこうマシになりました。

ただ、ツイッターは災害時にはTVより情報が早いし、有益な情報を発信している人もたくさんいるので必要な時に利用しています。

 

みにっと
ちなみに写真や画像を見るのが好きなので、インスタグラムはフォローを厳選して使ってます。

 

お金のために時間を犠牲にしたくない

ミニマリズムを知る前までは、とにかくたくさんお金を手に入れることが安心できることだと思っていました。

確かに老後2000万問題など、将来の不安要素はたくさんあるので、お金があるに越したことはないです。

 

でも将来の自分がどうなっているのかなんて、今の段階では分からないですよね。

例えば今は元気だけど、今後健康状態が悪くなったりするかもしれません。

その時になって「あの時こうしておけばよかったのに…」なんて後悔をしても、時間は戻ってくれません。

 

ちなみに私がこんな風に思うようになったは、今の職場の上司の姿がきっかけでした。

その上司とは歳が近いのでよく話をするのですが、今の上司の現状が

  • 月収は50万円ほど
  • 役員なのでしょっちゅう出張(日帰り&泊り)に行っている
  • 休日出勤なんて当たり前
  • 振替休日はあるけど、人手不足なので家でも仕事している
  • 完全にフリーな時も疲れて1日中寝ている

だそうです。

 

その話を聞いて、月収50万円なんてうらやましい!

なんてまったく感じませんでした。

 

いくらお金があっても自由な時間がないなら、自分がしたいことをするなんてほとんど出来ません。

それならいっそ少ない収入やお金しかなくても、生活水準を下げて自分がしたいことに集中できる時間を優先したい。

 

そう思うようになりました。

自分の嫌な部分や良い部分と向き合って変わりたい

私がマキシマリストだった理由は見栄っぱりゆえの浪費癖が1番の原因でしたが、根本的な原因はやっぱり「自分に自信がない」ことだと今は感じています。

 

もちろん外見のコンプレックスも私の場合は大きいのですが、それより何より、

  • 失敗したことを引きずってしまいあきらめ癖がついた
  • 本当は興味があるのに、新しいことを始めようとしなくなった
  • 失敗するのが恥ずかしいし怖いので、やるべきことを考えないようにして先延ばしにしていた
  • 結果、何も身に着けられずに自分に自信が持てないループに

など、とにかく自分のだめな部分や見たくない色々なことから目を背けていたことが、自分に自信がないことの最大の理由でした。

 

でも逃げている自分を認めたくない部分もあって、だからこそ埋められないころを見栄で埋めようと必死になっていたわけです。

 

だからこそ、ある意味でつねに自分と向き合っているミニマリズムや、それを普段の生活で実践しているミニマリストの人に強く惹かれたんです。

 

ミニマリズムはとにかくものを手放している部分ばかりフォーカスされがちですが、個人的にはものを手放すことは1つの過程で、選択と自分の内面との向き合いこそが重要なのだと思っています。

 

自分を変えるためには、自分の嫌な部分と向き合うことは避けられません。

でも同時に、自分のいい部分を知るチャンスでもある。

 

ミニマリズムと出会ったことで、少しずつ変化している自分を感じています。

少なくとも、「自分は自分、人は人」と思えるように変われたこと。

これが1番嬉しいことです!

まだまだ自分に自信満々!とまではいかないけど、興味があることやしたいこと・やるべきことを少しずつはじめています。

 

 

おわりに

すみません、何だかまとまりのない文章になってしまいましたね。

もっと自分の考えを、文字や言葉でちゃんと伝えられるようにならねばです!

 

とりあえず、こんな感じのきっかけや理由があってミニマリズムに目覚めたわけです。

 

でも私はまだまだ経験も勉強も不足しています。

せっかくミニマリズムという素敵な存在と出会えたので、これからもたくさんのことを経験して伝えていきたいと思います!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!